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【最高裁判決】預貯金も遺産分割に含む!

投稿日:2017年02月06日 | カテゴリ:家族信託

 

「相続」手続きに影響を与える最高裁判決が昨年末に下されました。

新聞

【事件の概要】
①故人の相続人は、aさんとbさん。(法定相続分は同じ)
②遺産である預貯金は4000万円。
③bさんは生前に故人から5500万円贈与を受けていた。

 

(aさんの主張)
bさんは贈与を受けている。
公平性を考えるなら預貯金の4000万円は自分が相続するべき。

 

(bさんの主張)
公平に預貯金は半分ずつ分けるべき。

 

bさんは生前に贈与を受けており、
一見するとaさんの主張が正しいように聞こえます。
しかし、過去の最高裁判例は、
預貯金は法定相続割合通り、自動的に配分するもの。
「遺産分割」の対象から外して扱う、としてきました。

 

そして、今回の最高裁の判決は、
過去の判例を覆し、「遺産分割に預貯金を含める」としました。
この判決によって、「相続手続き」が変わる可能性があります。

判決前の預貯金の払戻し手続きに関して、金融機関の対応は以下の通りです。
【原則】 相続人全員の合意(実印押印)が必要
【例外】実印押印出来ない相続人(連絡が取れない・拒否をしている)がいる場合、
法定相続分の預貯金だけ払い戻す。  ※金融機関によって出来ない場合もあり

しかし、この判決によって、例外的な取扱いをしてくれない可能性があります。
つまり、預貯金の払い戻しをする場合は、
必ず「相続人全員の合意」が必要ということです。

当事務所にご相談に来る方からも
「弟が勘当してどこにいるかも分からない」
「兄弟と仲が悪い」等と、よく聞きます。

公平な判断が出来ることは非常に良いことなのかもしれませんが、
実際の手続きはより複雑になり、預貯金の凍結等が増える可能性もあり、
相続人にとってはマイナスの面も否めません。

遺された人がスムーズな相続手続きをするため
手続きに相続人全員の合意が不要な「遺言」や
生前に名義人を決定する「生前贈与」、
生前に信頼する家族に財産を託す「家族信託」等を
より真剣に考えていく必要があるかと思います。

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